2004年11月19日

オールドボーイ ★★★★★

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03韓 監督・脚本/パク・チャヌ
出演/チェ・ミンシク ユ・ジテ カン・ヘジョン
あらすじ/ごし平凡な生活を送っていた男「オ・デス」(チェ・ミンシク)はある日誘拐され、意識を取り戻す
と狭い監禁部屋にいた。その後15年間、理由も分からないまま監禁され続け突然開放される。いったい誰が?何
の目的で?
寿司屋で出会った若い女性ミドの助けを借りて復讐を誓うデスのもとに現れた謎の男ウジン(ユ・ジテ)。彼は
デスに5日間で理由を解き明かせと、お互いの命を懸けた「ゲーム」をもちかける。そこには想像を絶する、恐
るべき策略がめぐらされていた…。

更紗評/原作は日本の漫画らしいですね。カンヌ映画祭グランプリ!結構見てみると「そう?」って事もあるけ
れど、この作品は文句なしに素晴らしい
素晴らしいと言う表現はふさわしくない作品なんでけど、でも言わざるをえない凄さがある!
描いてある事がとても想像を越える事で「禁断の果実」に手を出した気分にさせてくれました。
これでいいのか?って議論ふっかけたくなるラストだし
ストーリーについてはネタバレに書くとして
とにかくチェ・ミンシクの演技が素晴らしい。こっちは素晴らしいと表現していいと思う。
復讐の鬼と化したチェ・ミンシク、愛を語るチェ・ミンシク、娘を思うチェ・ミンシク
全ての演技がパーフェクト!
ハリウッドでリメイクするらしいが、この感情深き表現を誰が演じれるというのか?
そして、久々に銀幕で見れたユ・ジテ。ジテ君はいつも「ほわーん」とした柔の印象なのに今回は一転して剛な
男でした。
確かに体型はスリムだけど、狂気という演技がなかなかにいいですね。
チエ・ミンシク相手に堂々と渡り合ってました。
この作品のグランプリ受賞は、脚本・演出・そして出演者全ての集大成と思えます。
そして成功させたのは「15年」という年数だと思っています。(ネタバレ参照)

<ネタバレ>
ホント痛かったですよ。痛いシーンが多かったのもあるけれど
姉弟で愛し合うのも、父子で愛し合うのも禁断の果実ですわ。
大体普通ありえん感情だと思うんですけど
まあ、それを言うと話はじまらないんで置いておきます
大体の男の人は自分の娘の世代の女性には興味持たないと思うんですよ
それをデスはいくら寂しさと催眠があったとはいえ、性の対象として見れたのは
やはり15年間の監禁からくる「寂しさ」だったんではないでしょうか?
そして親子だからこそ感じる温もりを感じたのかもしれません。
一方ミドの方も、親子愛を男女愛と感じさせられたのかもしれませんね。
追い詰められている時は人の感覚は麻痺してしまう。そんな要素もあったのかもしれません。
この作品の上手いトコは「15年」という数字ですね。
15年と言われて、妻殺しの容疑者にされているとなると
当然、観客は「殺人の時効」を思い浮かべますよね
でも、それが実は「ミドが成長する期間」だったわけで
そこがこの作品の上手いトコですね
7年でも8年でもダメだった。もちろん30年という長さでもダメだったわけです
ウジンは姉を追い詰めて殺したのはデスの「舌」だったと思いこんでいて
姉の殺人者とも思っていたわけだから
15年は、その時効ともリンクしたとも思えるしね。
いやー。上手い設定に脱帽です。

(2004.11.17)

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posted by 更紗 at 14:31| 広島 曇り| Comment(6) | TrackBack(5) | 韓国映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヒトには薦められないんですが
でも、観たひととはその衝撃を話し合いたい、
そんな感情がフツフツと。
「オールドボーイ」女性が観たレビュー、
とても待ちこがれておりました。
15年ですよね、すべて。
とにかく重かったです。
重くてもキライじゃないんですよね。コレ。
Posted by 夏子 at 2004年11月20日 07:23
>夏子さん
 そう、見た後に誰かと話し合いたい作品ですよね。
ラストは本当にかなりの衝撃で・・・
後から考えると「15年」という年数には色んな意図があったのだなぁ〜と
ほんと重くってもう一度みたいとは思わないんですけど上手さがたまりませんね
夏子さん映画もよくご覧になるんですか?
私「CinemaVillage別館」見てもらうと分かりますがかなりの映画オタです(笑)
ドラマだけでなく映画も色々とお話させてくださいね。
Posted by 更紗 at 2004年11月20日 07:35
こんにちは。
私もこの映画、とっても興味があるんですが、まあDVDでもいいかな…なんて思っている所です(^^ゞ
ところで この映画出演にあたって、ユ・ジテさん、10kg近く体重を増やされたそうですが、それでも「スリム」というイメージでしたか?
なんでもこの映画のベッド・シーンを見て、ユ・ジテさんのお母さんが息子のあまりの太りように泣いてしまわれたとか…!
その為、ユ・ジテさんも、今後体重増加させて臨む作品には出演しないとお母さんと約束されたらしいんですよ…(^^;
いかにも親を大事にする韓国らしいエピソードですが、そんな記事を読んでいたので、どんなんだろう?(;^^Aと思っていたんですが…。
それでもスリムな印象を与えるという事は、元がいかに細かったかという事ですよね、羨ましい(^^;
でも、あのほんわかした印象のユ・ジテさんの狂気の演技というのは、とても興味深いです。
DVDが出たら、観てみる事にしますね!
Posted by 瞑麟 at 2004年11月22日 15:39
>瞑麟さん
 ジテ君やたらシャワーシーンがありましたが
確かにお尻の辺りが少しふくよか(って男性に使うと変ですが)と言うか
丸くは感じたんですけど(笑)
ただ、かなり強烈な映画なのできっと見ている最中は
そういう事に全然気がいかないと思います
それくらい衝撃的です。
ぜひご覧ください。
Posted by 更紗 at 2004年11月23日 01:25
更紗さん、おはようございマス。
この映画、私にはちょっとキツかったです。痛いとかよりも、ストーリーの妖しさ・不気味さに酔ってしまったようで。
寝る前に見たからかな。頭の中がギンギンしてなかなか寝付けなかったです。

映画館での視聴層はどうでしたか?
女の人は多かったのかしら。。。
更紗さんおすすめの重くならない「恨」映画も是非見てみたいと思います!
Posted by drop at 2005年05月28日 10:03
>dropさん
 こんばんは、
この映画は私も何回も見たいとは決して思いませんが
強烈な印象を残しますよね。
映画館で見たのは、もう随分前なので忘れてしまいましたが
男性の方が多かった気はします。
「風の丘を越えて」は重いです、そして考えさせられますが
決して不気味だったりはしないですよ。
ラストシーンは泣かされますけど・・・
ご覧になったらぜひ感想きかせて下さい。
Posted by 更紗♪ at 2005年05月30日 00:57
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